小津安二郎とシェイクスピア

子どもたちが大きくなり、部屋を欲しがるので自分の寝床を確保するのに四苦八苦…

原節子さんは綺麗でした

独身の兄弟と、久しぶりにともに寝ていますが、鼾が五月蝿く殺意すら湧いてきます。何故か学生の頃観た「東京物語」を思い出しました。

東京で生活を営んでいる子どもたち家族を老夫婦が訪ねると、皆剣もホロロな扱い。熱海へ小旅行に連れて行かれますが、宴会騒ぎで眠ることもできません。

戦争で寡婦となった嫁が上の兄弟の仕打ちを詰ると、老夫婦は人が成長して、自分の生活を保持していくのに一生懸命なのは仕方のないこと、と語ります。

シェイクスピアの「リア王」と何という違いでしょう。

一概に両者を比べることはできませんが、ある意味「求めないところに幸せはある」のかもしれません。

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