入浴剤が、鳴子温泉だったことから、またもや脳内トリップ…。
独身時代、一人旅ばかりしていました。ある初秋、鳴子温泉エリアを旅していました。
目指すは「南蔵王ユースホステル」。新幹線「蔵王白石駅」で降り、白石うーめんを食し(激辛でした)、地図を見ると約7キロと書いてあったので、当時フルマラソンをしていた自分は距離を甘く見積もってしまいました。
バスの時間とシンクロするところまで、通りをてくてく歩きました。やがて、あと数分でバスが来るはず、と暫くまちましたが、気配はありません。
道を尋ねようにも人っ子1人通りません。陽は暮れかかり、徐々に焦りが募ります。夕闇の中、目的地に向かい走り続ける自分。まるでメロス。
山の夕暮れは早く、6時半には睨んでも先がわからないほど。街路灯もない山道を恐々と突き進むとよーやくほの灯りの建物が見えました。
今はもうそのY Hはないみたいです。更地になってるとか。翌日は冒頭の鎌先温泉、木村屋旅館Y Hに投宿しました。当時、ビンボー一人旅女子にとって、木村屋さんはとても豪華に感じました。こちらも現在は営業中止だそう。
懐かしい思い出はどんどん消え去っていくものです。頑張って新しい価値を創造することにします。